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Archive: 11月 2025

  1. 交流会後のメール返信マナーと文例9選 – お礼メールへの対応

    交流会後のメール返信マナーと文例9選 - お礼への返事など

    異業種交流会などで連絡先を交換すると、相手からお礼のメールが届くことがあります。返信すべきか迷ったときの考え方や、そのまま使える返信メールの文例などをケース別にわかりやすく解説します。

    自分からお礼メールを送る場合の文例はこちら

    交流会後のお礼メールに返信は必要?‐ 名刺交換した人への対応

    結論からいうと、交流会で名刺交換した人から形式だけのテンプレ的なお礼メールがきた場合には、すべてに返信する必要はありません。基本的には、関係を深めたい相手に返信するという考え方でよいでしょう。もし返信するなら早いほうが好ましいので、メールがきた当日~翌日中に行いましょう。

    返信したほうがいいケース・しなくてもいいケース

    返信したほうがいいケース 返信しなくてもいいケース
    ・もっと関係を深めていきたい
    ・相手から問いかけや提案があった
    ・これから連絡することがありそう
    ・届いた内容が「お礼」のみ
    ・とくに返信すべき用事がない
    ・当分は連絡する機会がなさそう

    受け取ったメールの中身が、端的に「お礼」だけを述べて終わっている場合には、無理に返信しなくても失礼にはあたりません。何か返さないと落ち着かない方は、こちらも汎用的なテンプレを用意しておき、機械的に返信する形でもOKです。

    一方、具体的に「もし来週ご都合つけば会えませんか?」などと打診されたときは、きちんと返信したほうがスマートです。先方からは打診がなかったとしても、これから関係を深めたい相手には、返信メールを活用してこちらからお誘いをかけてもよいでしょう。

    返信メールの書き方 ‐ 基本マナーと注意点

    交流会で会った方からの御礼メールへの返信の書き方と意識したいポイントについて、わかりやすく解説します。まずは相手の心象を悪くしないために、意識しておきたい最低限のポイントをまとめました。

    返信メールの基本マナーと注意点 ‐ 気をつけたいポイント5選

    • 相手の社名・部署・氏名を間違えない
    • 件名は「Re:」を付けたまま変更しない
    • ラリー回数は少なめに抑える
    • 宛先やCCの設定ミスがないか、よく確認する
    • 誤字脱字がないか読み返す

    返信の際に件名を変えてしまうと、メールの管理がしづらくなる場合があり、相手に迷惑がかかるかもしれません。基本的に件名はそのままにしておき、「Re: 」も外さないようにするのが、ビジネスマナーにおいては正しいとされています。

    また、お礼メールが「CC(複数人への共有)」で届くことはまずないと思われますが、念のため、返信する際は宛先をよく確認しましょう。送りたい相手のアドレスに誤りや取り違えがなく、送信方法が「To」だけになっていればOKです。

    本文の基本的な書き方 ‐ 5ステップの構成

    宛名 会社名・部署名・氏名を正確に記載する(前株・後株の誤記にも注意)
    お礼の言葉 例:ご丁寧にメールをいただきありがとうございます。
    交流会の感想 例:〇〇のお話、大変勉強になりました。
    今後に向けて 例:また情報交換の機会をいただければ幸いです。
    結び・署名 例:今後ともよろしくお願いいたします。

    後ほど、よくあるシーン別の文例集も紹介しますが、基本的には上記の構成で書けば好印象です。今後の関係性に触れたり、協力をお願いする文言を入れることで、継続的にコミュニケーションできる下地を作ることもできます。

    宛名については、最初は省略せずに相手の会社名・部署名・氏名を記載するのが通例です。「株式会社〇〇」と「〇〇株式会社」の順番にも注意しましょう。やり取りが続いて、関係性ができてきたら「〇〇さん」だけ書くようにしても差し支えありません。

    返信メールの引用文は、基本そのままでOK!

    返信メールに自動で挿入される引用文は、基本的には残しておくのがマナーとされています。やり取りの文脈が明確になり、相手が過去メールを遡る手間を省けるため、読み手の負担軽減にもつながるためです。

    シーン別の例文 ‐ すぐに使える!メール返信の文例9選

    よくあるシーン別に、お礼メールの文例を9パターン紹介します。相手に好印象を持ってもらいやすく、読み手に負担をかけない返信メールを心がけると良いです。各パターンごとに、アレンジする際に参考にしていただけるポイントなども解説しています。

    後述の文例は、コピペしてテンプレートとしてご活用ください。ChatGPTなどの生成AIにプロンプトとして読み込ませていただいても構いません。

    【シーン別】交流会の御礼メールに返信するときの文例

    1. 【基本】お礼メールへの丁寧な返信文例
    2. 【日程調整あり】具体的なアクションに繋げたいときの返信文例
    3. 【ややフランクに】堅苦しい関係にしたくないときの返信文例
    4. 【接点少なめ】あまり話せなかった相手へのメール返信文例
    5. 【あえて返信】返信不要と記載されたお礼メールへの返信文例
    6. 【チャットツール】SNSのDMやチャットアプリでの返信文例
    7. 【日程の保留】相手の誘いに即対応できないときの返信文例
    8. 【役職者への対応】上長クラスに失礼のないように送る返信文例
    9. 【若手同士】同年代で明るくコミュニケーションしたいときの返信文例

    ①【基本】お礼メールへの丁寧な返信文例

    株式会社〇〇
    〇〇 〇〇 様

    お世話になっております。
    株式会社△△の□□です。
    この度はご丁寧なメールをいただき、誠にありがとうございます。

    交流会では〇〇のお話を伺い、大変参考になりました。
    特に〇〇に関する視点は示唆に富む内容でした。

    ぜひ今後も情報交換をさせていただければと考えております。
    私からも【自社の強みや提供できる情報分野】に関する情報などがございましたら、
    お役に立てればと思います。

    引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

    □□

    返信内容には当日話したことを含めるのが好印象とされ、キーワードを一つ入れるだけでも効果的です。なお「よろしくお願いいたします」の「いたします」は補助動詞なので、ひらがな表記が用いられます。

    情報交換の提案については、書かなくても問題ありません。必要に応じて、以下のようなテキストに差し替えてもOKです。

    • お近くにお越しの際は、ぜひお声がけください。短時間でもご挨拶できれば嬉しく存じます。
    • 【自社の強み分野】の件などでお力になれることがございましたら、ぜひお声がけください。
    • あらためて〇〇についてお話を伺う機会をいただけましたら幸いです。

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    ②【日程調整あり】具体的なアクションに繋げたいときの返信文例

    株式会社〇〇
    〇〇 〇〇 様

    お世話になっております。
    株式会社△△の□□です。
    ご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

    ビジネス交流会にて伺った【盛り上がった話題や勉強になったこと】につきまして、
    大変興味深く拝聴いたしました。
    特に〇〇の点は、弊社の課題とも重なり、ぜひ詳細を伺えればと存じます。

    差し支えなければ、以下の候補日時にて
    30~60分ほどオンラインでお時間を頂戴できますでしょうか。

    ・〇月〇日(水)13:00~15:00
    ・〇月〇日(木)終日
    ・〇月〇日(金)10:00~12:00

    上記以外の時間帯でも、ご都合がよければ遠慮なくお申し付けくださいませ。
    もし事前に共有いただける資料などがございましたら、
    拝見のうえ、当日の議論をよりスムーズにできればと存じます。

    ご多忙のところ恐れ入りますが、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。
    引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

    □□

    オンラインミーティングなどのアポイントを取りたい場合は、こちらから候補日程をいくつか提示するのがスマートです。あまり候補日が多すぎても相手側の負担になる恐れがあるので、2~3つくらいがちょうどいいです。

    相手の温度感にもよりますが「資料の共有までお願いするのは失礼かも」という場合は、ミーティングの打診だけに留めておきましょう。

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    ③【ややフランクに】堅苦しい関係にしたくないときの返信文例

    株式会社〇〇
    〇〇 〇〇 様

    お世話になっております。
    株式会社△△の□□です。
    ご丁寧にご連絡いただき、ありがとうございます。

    異業種交流会では、〇〇に関するお話を伺えて、とても勉強になりました。
    特に、〇〇についての視点は、日々の業務でも意識したいポイントだと感じました。

    ぜひまたお話しできる機会があれば嬉しいです。
    お近くにお越しの際などありましたら、お気軽にお声がけください。

    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

    □□

    初対面でも親しみやすい関係を築きたい場合は、適度にフランクな表現を使うのが効果的です。「存じます」などの謙譲語を減らし、「とても」や「嬉しいです」などの自然な言葉を使うことで、相手との距離を縮めやすくなります。

    ただし、相手の役職や業界によってはNGな場合もあるため、初回は様子を見ながら調整しましょう。相手からのメールの文体に合わせるのも一つの方法です。相手がフランクな表現を使っていれば、こちらも同程度にカジュアルな返信で問題ありません。

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    ④【接点少なめ】あまり話せなかった相手へのメール返信文例

    株式会社〇〇
    〇〇 〇〇 様

    お世話になっております。
    株式会社△△の□□です。
    ご丁寧なメールをいただき、誠にありがとうございます。

    当日は会場が混み合っており、ご挨拶のみとなってしまい失礼いたしました。
    メール内で触れられていた貴社〇〇事業につきまして、大変興味深く拝見しております。

    特に〇〇の部分について、ぜひ詳しくお伺いできればと思います。
    私からも【自社の関連分野】に関する情報など、
    お役に立てることがあればと考えております。

    もしよろしければ、改めてお話しする機会をいただけますと嬉しいです。
    引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

    □□

    交流会であまり話せなかった相手に対しては、無理に返信しなくても問題はありません。ただ「もっと話してみたかった」という思いがある場合は、上記のようにメールを返信し、相手の温度感を確かめてみるのもおすすめです。

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    ⑤【あえて返信】返信不要と記載されたお礼メールへの返信文例

    株式会社〇〇
    〇〇 〇〇 様

    お世話になっております。
    株式会社△△の□□です。
    ご丁寧なメールをいただき、ありがとうございました。

    返信不要とのことでしたが、
    一言お礼を申し上げたく、ご連絡いたしました。

    当日は〇〇に関するお話が大変参考になり、
    早速【具体的なアクション・気づき】を検討しております。

    ぜひまた情報交換の機会をいただけましたら嬉しく存じます。
    お返事は不要です。引き続きよろしくお願いいたします。

    □□

    「返信不要」と書かれていても、こちらが関係を続けたい相手であれば、あえて返信することで関係構築の意思を示せます。ただし、相手の配慮を無視しているように見えないよう、簡単でよいので返信の理由を明記するなどの工夫が必要です。

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    ⑥【チャットツール】SNSのDMやチャットアプリでの返信文例

    〇〇さん

    メッセージありがとうございます!

    交流会での〇〇のお話、すごく面白かったです。
    もしよかったら、また詳しく聞かせてもらえると嬉しいです。

    お時間合うタイミングで、軽くお茶でもいかがですか?

    よろしくお願いします!

    □□

    ChatworkやLINE、SNSのDMでは、メールとは異なるカジュアルな文体のほうが自然です「差し支えなければ」や「幸いです」といった堅めの表現は避け、以下のようなポイントを踏まえてやり取りしましょう。

    • 長文を避け、簡潔にまとめる(3~5行程度が目安)
    • 絵文字は相手の使用状況に合わせて適度に使う
    • 具体的な提案(ランチ、カフェなど)で次のアクションを明確にする

    メールのようにすべてを一度に伝えようとせず、会話のキャッチボールを意識した軽いやりとりを心がけるとよいです。

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    ⑦【日程の保留】相手の誘いに即対応できないときの返信文例

    株式会社〇〇
    〇〇 〇〇 様

    お世話になっております。
    株式会社△△の□□です。
    お誘いいただき、ありがとうございます。

    ぜひお時間をいただきたいのですが、
    現在【具体的な理由】業務が立て込んでおり、
    【大まかな時期の目安】でしたら日程調整が可能です。

    もしお急ぎでなければ、その頃に改めてご連絡させていただけますでしょうか。

    引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

    □□

    すぐに日程を確定できない場合でも、曖昧な返事でお茶を濁すのは好ましくありません。上記のように時期の目安を示すと、相手も予定を立てやすくなりますし、関係を継続しやすくなります。オンラインで話すなどの代替案を提示するのも効果的です。

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    ⑧【役職者への対応】上長クラスに失礼のないように送る返信文例

    株式会社〇〇
    〇〇 〇〇 様

    お世話になっております。
    株式会社△△の□□です。
    ご丁寧なメールをいただき、誠にありがとうございます。

    先日のビジネス交流会では〇〇領域のお取り組みについて伺い、大変勉強になりました。
    特に【具体的なポイント】は、今後の業務にも活かしてまいります。

    貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
    今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。

    □□

    役職者への返信では、丁寧さを保ちつつ、過度に卑屈にならないバランスが大切です。「幸甚に存じます」などの古めかしい表現を、無理に使う必要はありません。「ご指導のほど」といった言葉遣いで上下関係を明確にすることもできます。

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    ⑨【若手同士】同年代で明るくコミュニケーションしたいときの返信文例

    株式会社〇〇
    〇〇さん

    お世話になっております。
    株式会社△△の□□です。
    メッセージありがとうございます!

    交流会では〇〇のお話がすごく刺激的で、驚くことばかりでした。
    特に〇〇の取り組み、面白かったです!

    ぜひまた情報交換できたら嬉しいです。
    お時間あるときに、また気軽にお話しできればと思います。

    引き続きよろしくお願いします!

    □□

    若手同士で会話が盛り上がり、すでに関係性が十分にできているときは、親しみやすいカジュアルな表現のほうがしっくりくるケースもあります。「すごく」「めちゃくちゃ」「面白かった」などの口語表現も、効果的に使えればなお良いです。ただし、ビジネスでの最低限の敬語は残しましょう。

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    【補足】お礼メールを送ったけど、返信が来ない場合

    ここからは補足として、お礼メールを「送った側」の立場で、返信を待つときの考え方などを解説します。結論、お礼メールへの返信が来なくても気に病む必要はありません。ビジネスでは、以下の理由で返信がないことはよくあります。基本的には、無理に再送せず次の機会を待つのが賢明です。

    • 相手が多忙で返信する余裕がない
    • 返信不要と判断された
    • メールが埋もれて忘れられてしまった

    立て続けにメールを送っても、きちんとした理由があれば失礼にあたらないケースもありますが、基本的にはおすすめしません。例外として、相手が本当に欲しがっていた最新情報を共有できる場合などは、以下のようなメールを送っても差し支えないでしょう。

    新しい価値を添えて連絡できる場合の文例

    株式会社〇〇
    〇〇 〇〇 様

    お世話になっております。
    株式会社△△の□□です。
    先日の異業種交流会では貴重なお話をいただき、ありがとうございました。

    その際に伺った〇〇の件に関連しまして、
    最近【具体的な情報・記事・イベント】がございましたので、
    ご参考までに共有させていただきます。

    【URL or 情報】

    また何かの機会にお話しできればと思います。
    引き続きよろしくお願いいたします。

    □□

    相手から返信が来ないとき、やってはいけないNGアプローチ

    • 「先日のメール、ご覧いただけましたでしょうか?」のように返信を催促する
    • 「念のため再送いたします」などと、同じ内容を繰り返し送信する

    当然ながら、上記のようなメールは良い印象ではありません。重要な業務連絡のメールならともかく、そもそもが単なる「お礼メール」ですから、本来は返信を求めるものではありません。もし返事が来たら嬉しいな、ぐらいに考えておきましょう。

    まとめ

    異業種交流会やビジネス交流会で名刺交換した人からお礼メールが届いても、すべてに返信する必要はありません。今後も関係を継続したい人に対しては、お礼メールへの返信を通じて、次のステップへと繋げるのがスムーズです。

    御礼メールへの返信 ‐ 本文の基本的な書き方

    宛名 会社名・部署名・氏名を正確に記載する(前株・後株の誤記にも注意)
    お礼の言葉 例:ご丁寧にメールをいただきありがとうございます。
    交流会の感想 例:〇〇のお話、大変勉強になりました。
    今後に向けて 例:また情報交換の機会をいただければ幸いです。
    結び・署名 例:今後ともよろしくお願いいたします。

    基本的には、上記のような5段階の構成で、コンパクトな文章を書けばOKです。宛名については、初回のやり取りですから、会社名などを省略せずに記載します。返信メールに自動挿入される件名や引用文は、そのまま変更せずに送るのが基本のマナーです。

    ちなみに、一般的なメーラー(メールソフト)やWebメールであれば、自分の会社名・部署・連絡先・氏名を、本文の最後に署名として自動挿入できます。ふだんメールを使い慣れていない人は、この署名機能がオンになっているか確認してから送信しましょう。

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