交流会は人見知りでも大丈夫? 準備のコツと当日の注意点
人見知りでビジネス交流会に苦手意識のある方でも、参加する会の選び方と声のかけ方を知っておけば、ぐっと参加しやすくなります。そもそも交流会の参加者はさまざまで、聞き役が得意な人や、少人数で落ち着いて話したい人なども少なくありません。この多様さが交流会の魅力でもあります。
本記事では、人見知りの方が異業種交流会などで無理なく話し始めるコツや参加前の準備、会話が続きやすくなる考え方、参加しやすい交流イベントの選び方をまとめました。
人見知りでも交流会は活用できる?

ビジネス交流会では、話し上手な人だけが有利とは限らず、相手の話を丁寧に聞ける人が重宝される場面も多いです。会話を盛り上げるのが得意でなくても、感じよく受け答えできれば十分に関係は作れます。交流イベントはお互いに参加目的がはっきりしているぶん、初対面でも話しやすい場だといえます。
人見知りの強み ‐ 交流会で活かせる長所の例
| 不安になりやすい点(例) | 交流会で強みや長所になる点(例) |
|---|---|
| 自分から話しかけるのが苦手 | → 相手の話をよく聞いてから返せる |
| 大人数の場で目立ちたくない | → 一対一の会話に落ち着いて向き合える |
| 営業っぽい会話がしんどい | → 押しつけがましくない印象を持ってもらいやすい |
人見知りの方は、上記のような強みがあることも認識しておきましょう。ビジネス交流会は、口数の多い参加者の割合が高くなりがちです。だからこそ、話しやすい空気を作れる聞き上手な方が重宝される場面も多いです。
交流会が人見知りでも参加しやすい理由
ビジネス交流会の場では、会話に困ることはそうありません。名刺交換や自己紹介の流れがある程度決まっていて、初対面でも会話のきっかけに困りにくいよう工夫されているためです。
参加している人も、情報交換をしたい、仕事につながる相手と知り合いたいなど、それぞれ目的を持って来ています。何のために来ているのかが見えやすいぶん、声をかけやすく話も弾みやすいのが交流会の特徴です。
合わない相手とは話さなくてOK
ビジネス交流会では、すべての相手と無理に話を広げる必要はありません。少し話してみて合わないと感じたら、その会話を自然に切り上げて次の相手に移ってもまったく問題ありません。
異業種交流会のようなイベントは、限られた時間の中でいろいろな人と接点を持つ場です。そのため、相性の合う相手もいれば、話が広がりにくい相手もいます。一人ひとりの会話を無理に続けるのではなく、自然と会話が広がる相手を見つけるのが、交流会での最適な立ち回り方です。
参加前にやっておきたい準備

ビジネス交流会に参加する前に、以下の準備をしておきましょう。初対面の人とうまく話せるか心配だという方は、念入りな準備を行うことで、精神的なゆとりが生まれる効果も期待できます。
- 30秒程度で話せる自己紹介を用意する
- 表情と声のトーンを時間のあるときに練習しておく
- 具体的な目標を自分なりに決めておく
30秒程度で話せる自己紹介を用意する
自己紹介や最初の一言は、あらかじめ考えておいたほうが安心です。もちろん、想定した通りに会話が進むとは限りません。ですが、最初に何を話すかが決まっているだけでも、気持ちに余裕が生まれ、落ち着いた対応がしやすくなります。
- フリーランスの自己紹介例
- はじめまして、○○です。フリーランスでWeb集客の支援をしており、とくにSNSを活用した集客づくりが得意です。今日はさまざまな業種の方と情報交換できたらと思い参加しました。よろしくお願いします。
- 会社員の自己紹介例
- はじめまして、○○です。○○株式会社で法人営業をしており、中小企業向けの業務改善の提案を担当しています。今日は異業種の方と営業の工夫や仕事の進め方について情報交換できたらと思い参加しました。よろしくお願いします。
上記のように「名前・仕事や活動内容・今日参加した理由」を簡単に伝えるだけでもOKです。これでひとまず話題を提示できるので、自然と会話が進んでいくはずです。完璧に暗記する必要はまったくありません。
表情と声のトーンを時間のあるときに練習しておく
ビジネス交流会で第一印象を良くするには、「表情」や「声のトーン」も重要です。口角が上がっていて、聞き取りやすい声で話す人は、それだけで「感じがいい」「話しやすそう」という印象になります。少し練習するだけで成果アップが狙えるわけですから、やっておいて損はありません。
表情については、鏡の前で口角を上げる練習をすればOKです。声のトーンについては、とくに以下の4つを意識すると上達しやすくなります。
| 最初の挨拶だけ少し大きめの声で出す |
|---|
| 出だしで大きめの声が出すように意識することで、その後の会話でも自然と声量を保ちやすくなります |
| 自分が「ちょっと高いかな」と感じるくらいのトーンで話す |
| 自分では違和感があっても、聞き手には「普通で聞き取りやすい声」に聞こえていることが多いです |
| 口を大きめに動かす |
| 口の動きが小さいと、母音があいまいになり言葉がつぶれやすくなります。練習では「やりすぎ」と感じるくらい口を開けておくと、本番で自然な程度に落ち着きます |
| 文末まで声を残す |
| たとえば「よろしくお願いします」の「す」までしっかり出すだけでも、自信がある印象になります |
具体的な目標を自分なりに決めておく
ビジネス交流会に参加する際は、事前に自分なりの目標を設定するのがおすすめです。具体的な目標を立てることで、交流イベントを通じて何を得たいのかがより明確になります。ただし、高すぎる目標や、他人の都合で結果が変わってしまう目標は避けたほうがよいでしょう。
| ○ 自分の行動のみで完結する目標(例) | ✕ 自分以外の要因に左右される目標(例) |
|---|---|
| ・新しい相手2人に自分から声をかける ・名刺交換した相手全員にお礼メールをする ・30分以上会場に滞在する |
・10人と名刺交換する ・話が盛り上がる会話をする ・仕事の案件を1つ獲得する |
たとえば、「仕事の案件を獲得する」という目標は、相手の都合や運で結果が大きく左右されます。もし達成できなくても「今回は運が悪かった」で終わってしまいがちです。これでは目標を立てた意味が薄れてしまいますし、次の交流会に向けた改善点も見つかりません。
その点、「自分から2人以上に声をかける」といった目標であれば、自分がその行動を取りさえすれば確実に達成できます。これなら成長を実感しやすいですし、うまくいかなかったときの軌道修正もしやすいので、交流会を利用するモチベーションも保ちやすくなります。
交流会での話しかけ方と会話の進め方

交流イベントの参加当日について、初対面での話しかけ方や会話の進め方を解説します。いくつかコツを押さえておくだけでも、余裕をもってコミュニケーションができるようになります。会話を無理に盛り上げたり、長く会話を続けたりする必要はありません。
- 受付直後・開始直後のタイミングを狙う
- 名刺や参加理由を会話のきっかけにするとよい
- 合わなければ切り上げて、次の相手に声をかければいい
受付直後・開始直後が話しかけやすい
交流会で声をかけやすいタイミングは、次のような場面です。会場時間より少し早めに着くようにして、この開始直後のチャンスを逃さないようにしましょう。
- 受付を済ませて着席する前後
- 開始直後で全体がまだ静かなとき
- 一人でいる人を見つけたとき
- 席替えや休憩の直後
こうしたタイミングなら、相手もまだ話し相手を探していることが多く、声をかけやすいはずです。場が温まってからだと「今さら入っていいのかな」と感じやすくなるので、早めに動いてしまうのがおすすめです。
名刺と参加理由を会話のきっかけにする
ビジネス交流会では、名刺交換や自己紹介から簡単に会話を広げられます。話題をゼロから作る必要がないので、ちょっとしたコツを知っておくだけで円滑なコミュニケーションが可能です。
| 名刺に書いてある情報をその場で読む |
|---|
| 相手の名刺に事業内容やURLが書いてあればそれも目を通しましょう。「○○のお仕事って、具体的にはどんなことをされているんですか?」と聞くだけで、相手が話しやすい流れを作れます |
| 「今日はどんな目的で来られたんですか?」と聞く |
| 交流会では定番の質問です。相手の関心がダイレクトにわかるので、その後の話題も広げやすくなります |
| 自分の参加理由も短く伝える |
| 相手の目的を聞いたら、その流れで自分の目的も伝えやすくなります。お互いの目的が見えると、共通点や協力できそうな接点が見つかりやすいです |
たとえば、相手の名刺に「○○株式会社 マーケティング部」と書いてあれば、「マーケティングのどの領域をご担当されているんですか?」という質問がとっかかりになります。自分の仕事との接点が見つかれば、そのまま会話が盛り上がるでしょう。とくに接点はなさそうだなと思ったら、会話を切り上げて次の相手を探せばOKです。
交流会で避けたい行動・注意点
- 知り合いとばかり話さないようにする
- 名刺を切らさないように多めに準備する
- 会場の隅などの目立たない場所に留まらないようにする
- 他人の盛り上がっている会話に割り込まないようにする
- いきなり自分のサービスを売り込まないようにする
- プライベートな質問ばかりしないようにする
- スマホを見続けないようにする
- 一人の相手と長く話しすぎないようにする
- うまく話せなかったことを引きずらないようにする
とくに注意したいのが、知り合いとばかり話してしまうことです。会社の同僚や知人と参加した場合でも、途中から別々に動く時間を意識的に作りましょう。少しの間だけでも一人で動いてみると、思わぬ接点が見つかることもあります。
会話の切り上げ方を決めておく
会話を終えるときのフレーズをあらかじめ決めておくと、話しかけること自体のハードルも下がります。「うまく切り上げられるかな」という不安が減るぶん、最初の一歩に集中しやすくなるためです。
- 「お話しできてよかったです。ありがとうございました」
- 「また後ほどご挨拶できたらうれしいです」
- 「そろそろ別の方にもご挨拶してきますね」
交流会では、会話を区切ること自体は失礼にあたりません。相手も他の参加者と話したいと思っていることが多いので、感じよく終えれば問題ありません。
話が一区切りついたら、次の人に声をかけてみる
立席形式の場合、一通り話したあとは、飲み物でも取りに行きつつ次の相手を探してみましょう。周囲を見渡すと、同じように話し相手を探している人が自然と見つかるはずです。タイミングによっては見つからないこともありますが、その場合は少し休憩して待ちましょう。
- 一人になった人や、話が途切れそうな人を探す
- 今日の目標を達成できたと思ったら、無理に粘らず帰ってもOK
- 運営スタッフに声をかけると、他の参加者につないでもらえることもある
人見知りでも参加しやすい交流会の選び方

ビジネス交流会の選び方で迷ったら、まずは少人数・着席式・テーマありの会を探してみてください。このような形式の交流会であれば、自分から積極的に動かなくても会話が始まりやすいので、初めての参加でも自然に溶け込みやすくなります。
初参加なら「少人数」「着席式」「テーマあり」が参加しやすい
以下のようなポイントを押さえた上で、自分に合ったビジネス交流会を探すのがおすすめです。すべての条件を満たす必要はなく、どれか一つでも当てはまれば、ひとまず参加しやすい会だと判断してOKです。
| 人数 | 20〜40名程度のほうが落ち着いて話しやすい |
|---|---|
| 形式 | 着席式や席替えありのほうがきっかけを作りやすい |
| テーマ | 職種や属性に共通点があると話題に困りにくい |
| 運営 | 主催者や運営実績が明確だと安心して参加しやすい |
立食の大規模な交流会は、自由度が高すぎてどう立ち回ればよいか迷いやすく、初参加だと少しハードルが高く感じることもあります。最初は無理に広い場へ行くより、話しやすい形式から慣れていくほうが続けやすいでしょう。
Doomoの「着席ビジネス交流会」は、テーブルごとに3〜6名のグループで歓談する着席形式の異業種交流会です。席替えはスタッフが案内してくれるので、自分から声をかけるタイミングを探す必要がありません。プロフィールシートを使って話題のきっかけも作りやすく、交流会が初めての方にも参加しやすい設計です。
Doomoの交流会は一人参加でも入りやすい
Doomoでは、業種不問の異業種交流会だけでなく、フリーランス交流会や経営者交流会など、テーマを絞った会も開催されています。参加者の共通点がある会は、最初の会話のきっかけを作りやすいのが強みです。
人見知りで交流会に不安がある方も、参加者の属性が見えやすいテーマ型の会や、着席で話しやすい形式から始めれば、無理なく交流の幅を広げていけます。
まとめ

人見知りの方向けに、ビジネス交流会の「準備」「当日の立ち回り」「交流会の選び方」の3つのポイントを以下にまとめました。これらのポイントと基本マナーさえ守れば、無理に社交的にふるまう必要はなく、どなたでも交流会を十分に活用できます。
ビジネス交流会を活用する3つのポイント
| 参加前の準備 | 30秒の自己紹介を用意する。表情と声のトーンを練習しておく。自分の行動だけで達成できる目標を設定する |
|---|---|
| 当日の話しかけ方 | 受付直後・開始直後のタイミングで声をかける。名刺や参加理由を会話のきっかけにする。合わなければ自然に切り上げて次へ移る |
| 交流会の選び方 | 少人数・着席式・テーマありの会から探す。すべて満たす必要はなく、一つでも当てはまればOK |
交流会に参加するまでのステップ
実際に交流会へ参加するまでの流れを、ステップごとに整理しました。一度にすべてを完璧にこなす必要はありません。できそうなところから取り組んでみてください。
| 1. 参加する交流会を選ぶ |
|---|
| 少人数・着席式・テーマありなど、自分が参加しやすいと感じる条件の会を探しましょう。迷ったら、Doomoの着席ビジネス交流会のように、席替えや進行を運営がサポートしてくれる会がおすすめです |
| 2. 自己紹介と目標を準備する |
| 名前・仕事内容・参加理由を30秒程度で話せるようにまとめておきましょう。目標は「2人に声をかける」「30分以上滞在する」など、自分の行動だけで完結するものにすると達成しやすくなります |
| 3. 表情と声のトーンを確認しておく |
| 鏡の前で口角を上げる練習をし、最初の挨拶だけ少し大きめの声を出す意識を持っておくと、第一印象がぐっと良くなります |
| 4. 当日は早めに到着して、開始直後に声をかける |
| 受付直後や開始直後は、相手も話し相手を探しているタイミングです。名刺交換から入れば、話題を探す必要もありません |
| 5. 帰宅後にお礼の連絡を送る |
| 名刺交換した相手にメールやSNSでひと言お礼を伝えるだけで、一度きりの出会いがビジネスの接点に変わる可能性が高まります |
人見知りでも交流会は活用できる
交流会は、話し上手な人だけが成果を出せる場ではありません。準備をしておけば落ち着いて臨めますし、着席式の会を選べば自分から声をかけるハードルも下がります。
最初の一回で完璧にこなせなくても、まったく問題ありません。場の雰囲気がわかるだけでも、次回の参加はかなり楽になります。まずは自分に合いそうな交流会を一つ見つけて、参加してみるところから始めてみてください。