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個人事業主の集客の悩み ‐ 今日からできる対策と考え方

個人事業主の集客の悩み ‐ 今日からできる対策と考え方
更新日: 2026/06/30   投稿日: 2026/06/30

「集客を頑張っているのに、なかなか問い合わせが増えない」「SNSやブログを続けても反応がない」と悩んでいる個人事業主の方も多いでしょう。

個人事業主の集客は、法人とは異なり、使える予算や人手が限られていることが多いです。顧客との信頼関係の構築プロセスも法人とは異なります。そのため、事業者自身が置かれている状況や、悩みの原因を客観的に整理した上で、個人事業主としての強みを活かせる集客方法を選択することが大切です。

この記事では、個人事業主が抱えやすい集客の悩みと原因、悩みに合わせた集客方法の選び方などを解説します。集客の方向性に迷っている方は、今の状況に近いところから見直してみてください。

個人事業主ならではの集客の悩みと原因

個人事業主と法人の集客における人手・予算・信頼の違い

法人個人事業主
人手営業・広報・実務を分担しやすい営業・発信・実務をひとりで担いやすい
予算広告費や外注費を確保しやすい固定費を増やしにくい
信頼の伝え方会社名や組織実績で伝えやすい本人の専門性や人柄が見られやすい
継続性担当者や仕組みで続けやすい忙しい時期に集客が止まりやすい

個人事業主の集客の悩みは、本人の努力不足ではなく、事業の構造から起きていることもあります。法人であれば営業担当や広報担当を分けられる場合がありますが、個人事業主は実務、営業、発信、事務作業をひとりで担うことが少なくありません。

また、大きな広告費をかけにくい一方で、本人の専門性や人柄を直接伝えやすい強みもあります。まずは、個人事業主がどこでつまずきやすいのかを原因とあわせて見ていきましょう。

新規の問い合わせが増えない

新規問い合わせが来なくて悩む個人事業主の様子

新規の問い合わせが増えないときは、見込み客との接点が足りていない可能性があります。どれだけよいサービスを提供していても、そもそも知ってもらう機会が少なければ、問い合わせにはつながりにくいです。

法人であれば広告や営業担当を使って接点を増やせる場合がありますが、個人事業主は同じやり方をそのまま真似しにくいことがあります。そのため、SNS、検索、紹介、交流会、チラシなど、無理なく続けられる接点を少しずつ増やすことが大切です。

ここで注意したいのは、「知られていない」のか「知られているけれど選ばれていない」のかを分けることです。前者なら接点を増やす必要がありますし、後者ならサービス内容や実績の見せ方を見直す必要があるでしょう。

SNSやブログを続けても反応がない

SNSやブログでの集客に悩むフリーランスの様子

SNSやブログを続けても反応がない場合、誰に何を伝えているかが曖昧になっていることがあります。投稿数を増やしたところで、見込み客が知りたい情報とずれていると、問い合わせにはつながりにくいです。マーケティングの文脈でいうと「ターゲティングとバリュープロポジション(提供価値)の設計が曖昧になっている」状態だと言えます。

こうした状況を解決するには、たとえば「こんな悩みを持つお客様が、相談後にこう変わった」といった事例をストーリーとして発信するのも、方法のひとつです。見込み客の姿が具体的に見える発信は、似た悩みを持つ人に「自分のことだ」と感じてもらいやすくなります。

また、過去の投稿を振り返り、反応があったものとなかったものを比べてみるのも有効です。意外な投稿にいいねやシェアが集まっていることがあり、自分では想定していなかった層が見込み客になり得ると気づくきっかけにもなります。

紹介やリピートに頼っていて売上が安定しない

紹介頼みの集客で売上が不安定になっているイメージ

紹介やリピートは、個人事業主にとって大切な集客経路です。ただ、紹介だけに頼っていると、売上が相手のタイミングに左右されやすくなります。今月は仕事が多いのに、翌月は新規相談がほとんどないという状態も起こりやすいです。

収入を安定させるには、紹介を増やす仕組みと、新しい接点づくりを分けて考えるのがおすすめです。既存顧客へのフォローを続けながら、SNS、ホームページ、交流会、地域イベントなどで、まだ接点のない人にも知ってもらう機会を作っていきましょう。

営業や発信が苦手で継続できない

苦手な営業メールに取り組む個人事業主の様子

営業や情報発信への苦手意識がある個人事業主の場合、なかなか集客に着手できなかったり、継続が難しくなったりするケースがあります。「売り込みに見えそう」「何を投稿すればいいかわからない」「忙しくて後回しになる」と感じる方も多いはずです。

とくに実務と営業をひとりで担っている場合、目の前の対応に追われ、将来の見込み客づくりが疎かになってしまいがちです。そうすると、仕事が落ち着いたころに慌てて集客を始めることになり、売上が安定しづらくなります。

毎日投稿や大量の売り込みが難しい方は、別の方法を選択しましょう。たとえば、よくある質問や実績をまとめる、名刺交換後のフォローを定型化するなど、顧客との接点となる「小さな営業資産」を無理なく蓄積していくことが大切です。一度作った仕組みが、自然と信頼を育てる導線になってくれます。

悩み別に選ぶ個人事業主の集客方法

個人事業主が集客の悩みに合わせて方法を選び分ける様子

集客方法は、今抱えている悩みに合わせて選ぶと続けやすくなります。SNSがよい、広告がよい、ホームページが必要といった話はよくありますが、すべての個人事業主に同じ方法が合うわけではありません。まずは、悩みや目的ごとに向いている方法を整理してみましょう。

悩み・目的向いている集客方法最初にやること
まず存在を知ってもらいたいSNS、交流会、チラシ、Web広告サービスを一言で説明できるようにする
信頼感を伝えたいホームページ、ブログ、事例記事、口コミ実績・料金・依頼の流れを見える化する
地域の見込み客に届けたいGoogleビジネスプロフィール、チラシ、地域イベント営業時間・写真・サービス内容を整える
短期で問い合わせを増やしたいWeb広告、ポータルサイト、キャンペーン予算上限と問い合わせ先を決める
紹介やリピートを増やしたいLINE、メルマガ、既存顧客フォロー利用後のお礼や案内の流れを作る
価格で比較されにくくしたい事例記事、口コミ、プロフィール、交流会選ばれる理由を見えるようにする
営業や発信の苦手意識を減らしたい交流会、紹介、プロフィール整備売り込まずに説明できる場を作る

まず存在を知ってもらいたい場合

まだ十分に知られていない段階では、見込み客との接点を増やす方法が向いています。SNS、交流会、チラシ、Web広告などは、知ってもらう入口を作りやすい方法です。

ただし、露出をただ増やせばよいというわけではありません。誰に何を届けたいのかが曖昧なまま発信や広告を増やすと、反応があっても成約につながりにくくなります。

まずは、自分のサービスを一言で説明できるようにしましょう。「誰の、どんな困りごとを、どう解決するのか」が短く伝わると、SNSでも交流会でも話が進みやすくなります。

信頼感を伝えたい場合

知ってもらえているのに問い合わせが少ない場合は、信頼材料を十分に提供できていない可能性があります。ホームページ、ブログ、事例記事、口コミなどを整えると、見込み客が相談しやすくなります。

個人事業主は、本人への信頼がそのまま依頼の判断材料になります。実績やプロフィールだけでなく、仕事の進め方、料金の目安、相談後の流れも見えるようにしておくと安心感につながります。

とくに高単価のサービスや、長く付き合う仕事では「この人に頼んで大丈夫か」が重視されます。信頼感を伝えたい場合は、発信量よりも、判断材料の見せ方を整えることが大切です。

地域の見込み客に届けたい場合

店舗、サロン、整体、士業など、地域性のある仕事では、近くで探している人に見つけてもらう導線が重要です。Googleビジネスプロフィール、チラシ、地域イベントなどが向いています。

Googleビジネスプロフィールでは、営業時間、所在地、写真、サービス内容、口コミが見られます。情報が古いままだと、検討している人が不安を感じることがあります。

チラシや地域イベントも、近隣の人に知ってもらうきっかけになります。配ることや参加すること自体が目的ではなく、見た人が次に問い合わせや予約をしやすい状態にしておくことが大切です。

短期で問い合わせを増やしたい場合

短期で問い合わせを増やしたい場合は、Web広告やポータルサイトを使う方法があります。検索広告やSNS広告、業種別のポータルサイト、マッチングサービスなどは、すでに探している人との接点を作りやすいです。

ただし、広告やポータルサイトは、出せば必ず成果が出るものではありません。サービス内容、料金、実績、問い合わせ先がわかりにくいままだと、せっかくアクセスがあっても離脱されやすくなります。

始める前に、予算の上限と問い合わせの受け皿を決めておきましょう。少額で試し、反応を見ながら文章や導線を直していくほうが、無理なく改善できます。

紹介やリピートを増やしたい場合

紹介やリピートを増やしたい場合は、既存顧客との接点を自然に続ける仕組みが役立ちます。LINE、メルマガ、定期案内、利用後のお礼メールなどが代表的です。

新規顧客ばかりを追いかけると、集客の負担が大きくなります。一度利用してくれた人との関係を大切にすると、再依頼や紹介につながることがあります。

しつこい営業にする必要はありません。役立つ情報を送る、季節ごとの案内をする、利用後にお礼を伝えるなど、思い出してもらう接点を作るだけでも効果があります。

主な集客方法の一覧 ‐ 具体的な媒体などを整理

オンライン・地域・紹介・継続接点の4分類で整理した集客方法の全体像

個人事業主の集客方法は、オンラインとオフラインを組み合わせて考えると整理しやすくなります。すべてを同時に始める必要はありません。今の悩みに合うものから選び、続けられる形に整えていきましょう。

主な方法向いている悩み
オンライン集客SNS、ホームページ、ブログ、Web広告、ポータルサイト検索や比較を通じて見込み客に届けたい
地域集客Googleビジネスプロフィール、チラシ、地域イベント近隣の見込み客に知ってもらいたい
紹介・関係づくり口コミ、紹介、交流会、イベント人柄や信頼感を伝えたい
継続接点LINE、メルマガ、既存顧客フォローリピートや再依頼を増やしたい

SNS

SNSは、人柄や考え方を伝えやすい集客方法です。X、Instagram、Facebook、TikTok、LinkedInなど、媒体によって向いている発信内容や読者層は異なります。

個人事業主の場合、SNSは「すぐ売る場所」というより、知ってもらう場所、思い出してもらう場所として使いやすいです。仕事への考え方、実績、よくある相談、日々の活動を発信すると、相談のきっかけになります。

SNSを集客に活用する際のポイント

  • 肩書きや仕事内容がひと目でわかる
  • 誰向けのサービスかが伝わる
  • 実績や相談事例が見える
  • 問い合わせ先がプロフィールからわかる
  • 固定投稿にサービス内容をまとめている

まずはプロフィールと固定投稿を整えましょう。何をしている人か、誰の相談に乗れるのか、どこから問い合わせればよいのかが見えるだけでも、反応は変わります。

ホームページ・ブログ

ホームページやブログは、信頼材料をまとめて置いておく場所です。検索からの流入だけでなく、名刺交換した人や紹介された人があとから確認する場所にもなります。一度情報を整えれば、24時間休まずに見込み客を集める「営業資産(プル型の集客導線)」として機能してくれます。

最初から大きなサイトを作る必要はありません。サービス内容、料金の目安、実績、プロフィール、問い合わせ先、依頼の流れが見える状態を目指しましょう。

「プッシュ型」と「プル型」のマーケティング戦略
営業などの人的な売り込みで一方的に情報を「押しつける(プッシュ)」のではなく、見込み客の悩みや願望に寄り添った情報を、ブログやSNSなどの媒体を通じて発信し、相手から自発的に見つけてもらい「指名買い」へと引きつける(プル)戦略のこと。

ホームページに最低限載せたい情報

  • 提供しているサービス内容
  • 料金の目安
  • 対応できる範囲
  • 過去の実績や事例
  • プロフィール
  • 問い合わせ方法
  • 相談から納品までの流れ

ブログを書く場合は、日記のような内容だけでなく、見込み客の疑問に答える記事が向いています。よくある相談を記事にすると、専門性も伝わりやすくなります。

Googleビジネスプロフィール

Googleビジネスプロフィールは、地域の見込み客にリーチするための基本的な導線です。Googleマップなどに店舗・会社の情報(住所、営業時間、写真、口コミなど)を無料で表示・管理できます。店舗、サロン、整体、士業、教室など、場所と結びつく仕事では特に重要です。

営業時間、住所、写真、サービス内容、口コミなどを整えることで、近くで探している人に情報が伝わりやすくなります。情報が古いままだと、営業しているのか、相談できるのかがわかりにくくなります。

まず確認したい項目

  • 営業時間が最新になっている
  • 住所や対応エリアが正しい
  • 写真で雰囲気が伝わる
  • サービス内容が具体的に書かれている
  • 口コミへの返信ができている
  • 問い合わせ先や予約方法がわかる

定期的に写真を追加したり、サービス内容を更新したりすると、安心感も出しやすくなります。口コミへの返信も、見込み客が雰囲気を知る材料になります。

チラシ・ポスティング

チラシやポスティングは、近隣の人に直接知ってもらいたい場合に使いやすい方法です。地域密着型の店舗やサービスでは、オンラインだけでは届きにくい層に接点を作れます。

ただし、チラシは配布数だけで考えると効果が見えにくくなります。誰に届けたいのか、何を見て問い合わせてほしいのか、連絡先はすぐわかるかを確認しましょう。

初回特典や相談会の案内を入れると、次の行動につながりやすくなります。配ったあとに問い合わせ数や反応を記録しておくと、次回の改善にも役立ちます。

Web広告

Web広告は、短期で問い合わせを増やしたいときに検討しやすい方法です。検索広告、SNS広告、ディスプレイ広告などがあり、少額から試せるものもあります。

一方で、広告は受け皿が整っていないと効果が出にくいです。広告文を見てページに来た人が、サービス内容や料金、問い合わせ方法をすぐに理解できなければ、離脱されやすくなります。予算、期間、問い合わせ先を決め、反応を見ながら文章やページを改善していきましょう。

ポータルサイト・マッチングサービス

ポータルサイトやマッチングサービスは、初期の接点づくりや実績づくりに使いやすい方法です。クラウドワークスやココナラなど、すでに依頼先を探している人が集まるプラットフォームでは、開業直後や新しいサービスを広げたい時期に見込み客と出会いやすくなります。

ただし、価格比較になりやすい点には注意が必要です。プロフィールや提案文が弱いと、安さだけで比べられることがあります。

利用する際は、対応範囲や得意分野、実績、レスポンスの早さなどをプロフィールでしっかり伝えることが大切です。無理に案件を受けすぎず、自分の強みが活きる仕事に絞ったほうが、結果的に評価も上がりやすくなります。

口コミ・紹介

口コミや紹介は、個人事業主にとって信頼度の高い集客方法です。すでに信頼している人から紹介されるため、初回の相談につながりやすい傾向があります。

ただ、紹介は自然に待つだけでは増えにくいこともあります。どんな人を紹介してほしいのか、どんな相談に対応できるのかを周囲に伝えておくと、紹介する側も動きやすくなります。

仕事が終わったあとにお礼を伝える、実績を共有する、近況を知らせるなど、無理のない接点を続けておくと、思い出してもらいやすくなります。

交流会・イベント

交流会やイベントは、会って話すことで人柄や専門性を伝えやすい方法です。高単価のサービスや、相性が重視される仕事では、直接話すことが信頼につながることがあります。

交流会は、その場で売り込むためだけの場所ではありません。自分のサービス説明が伝わるかを試したり、他の個人事業主の集客方法を聞いたりする場にもなります。

Doomoでも、フリーランス交流会や士業交流会など、テーマ別のビジネス交流会を開催しています。自分と近い働き方の人や、つながりたい業種の人と出会える場を選ぶと、自然な関係づくりにつながりやすくなります。

LINE・メルマガ

LINEやメルマガは、既存顧客や見込み客との接点を保ち、信頼を中長期的に育てる「見込み客の育成(リードナーチャリング)」に最適な方法です。一度興味を持ってくれた人に、役立つ情報や案内を届けられます。

新規集客だけに頼ると、常に新しい人に知ってもらう必要があります。LINEやメルマガで関係を続けておくと、必要なタイミングで思い出してもらいやすくなります。

内容は、売り込みばかりにしないことが大切です。お知らせ、事例、よくある質問、季節ごとの案内など、読者にとって役立つ情報を混ぜると続けやすくなります。

「リードナーチャリング」とは? 見込み客へのアプローチ
リード(Lead=見込み客)と、ナーチャリング(Nurturing=育成)を組み合わせたマーケティング用語。まだ検討段階にある「そのうち客」や、過去に接点があった「休眠顧客」に対し、段階的かつ継続的に役立つ情報を届けるアプローチ。自社への理解と信頼を深めてもらい、他社への流出を防ぎながら、「いざ必要になったときの第一候補」として選ばれるように購買意欲を育てていく手法。

個人事業主の集客で後回しにしてもいいこと

多くのタスクから必要な集客施策だけを選び取る様子

集客に悩んでいるときほど、やることを増やしすぎないことも大切です。個人事業主は時間も予算も限られています。すべてを一気に始めるより、今の課題に関係が薄いことを減らしたほうが動きやすくなります。

最初からやらなくていいこと理由代わりにやること
すべてのSNSを同時に始める運用負担が大きくなりやすい相性のよい媒体を1つ選ぶ
高額な広告をいきなり出す受け皿が弱いと成果につながりにくい少額で試して反応を見る
大規模なホームページを作る公開まで時間と費用がかかりやすい必要情報を1ページにまとめる
毎日投稿を前提にする忙しい時期に止まりやすい週1回など続けられる頻度にする
値下げだけで増やす利益や継続性が苦しくなりやすい価値や選ばれる理由を見せる

避けたいこと① すべてのSNSを同時に始める

SNSは便利ですが、すべての媒体を同時に運用する必要はありません。X、Instagram、Facebook、TikTok、LinkedInなどを一気に始めると、投稿を続けるだけで負担が大きくなります。

まずは、見込み客が使っていそうな媒体や、自分が続けやすい媒体に絞りましょう。ひとつの媒体でプロフィール、投稿内容、問い合わせ導線を整えてから、必要に応じて広げるほうが現実的です。

避けたいこと② 高額な広告をいきなり出す

受け皿が整う前に高額な広告を出すのは慎重に考えたいところです。サービス内容や料金、問い合わせ方法がわかりにくいままだと、アクセスが増えても成果につながりにくくなります。

広告を使うなら、少額で試して反応を見るのがおすすめです。いきなり大きく使うより、どの文章に反応があるか、どのページで離脱しているかを確認しながら改善しましょう。

避けたいこと③ 立派なホームページを最初から作り込む

最初から大規模なサイトを作り込む必要はありません。何十ページもあるサイトより、必要な情報がわかりやすくまとまっていることのほうが大切です。

まずは、サービス内容、料金の目安、実績、プロフィール、問い合わせ先が見える状態を目指しましょう。必要になったら、事例記事やブログ、よくある質問を少しずつ追加していけば十分です。

避けたいこと④ 毎日投稿や大量発信を前提にする

発信は続けることが大切ですが、毎日投稿できないから失敗というわけではありません。無理な投稿計画を立てると、忙しい時期に止まりやすくなります。

週1回の事例投稿、月2回のブログ更新、よくある質問の投稿など、自分の仕事量に合わせて続けられる形を決めましょう。少ない頻度でも、見込み客に役立つ内容であれば信頼材料になります。

避けたいこと⑤ 値下げだけで問い合わせを増やそうとする

問い合わせを増やすために値下げを考えることもあるでしょう。ただ、値下げだけに頼ると、利益や継続性が苦しくなることがあります。

価格を下げる前に、サービスの価値が伝わっているかを確認しましょう。何が含まれているのか、どんな人に向いているのか、依頼後にどう進むのかが見えると、価格以外の判断材料が増えます。

集客方法を選ぶ前に整理したいこと

個人事業主がターゲットや強みをノートに整理して集客の土台を作る場面

集客方法を選ぶ前に、誰に何を届けたいのかを短く言える状態にしておくと、迷いにくくなります。発信や広告を増やす前に、集客の土台を整えておきましょう。

集客方法を選ぶ前のチェックリスト

  • 誰に来てほしいかを言える
  • どんな悩みを解決できるかを説明できる
  • 自分が選ばれる理由が整理できている
  • 問い合わせ先がわかりやすい
  • 無理なく続けられる頻度が決まっている

誰に来てほしいかを決める

ターゲットを決めるというと、難しく感じるかもしれません。最初は、どんな人の相談なら力になれるかを考えるだけでも十分です。

たとえば、同じデザイナーでも、飲食店のメニュー制作が得意な人と、士業のホームページ制作が得意な人では、伝える内容が変わります。誰に向けたサービスかが見えるほど、見込み客も「自分向けだ」と判断しやすくなります。

自分が選ばれる理由を言葉にする

個人事業主は、大手企業と同じ土俵で比べられると不利に感じることがあります。実績数、知名度、対応人数では、大きな会社のほうが強く見える場面もあるでしょう。

ただ、個人事業主には、担当者が変わらない、相談しやすい、柔軟に対応しやすいといった強みがあります。価格の安さだけで勝とうとするよりも、なぜ自分に頼むと安心なのかを具体的に伝えるほうが、相性のよい顧客に届きやすくなります。

問い合わせまでの導線を用意する

発信や交流で興味を持ってもらっても、問い合わせ先がわかりにくいと機会を逃してしまいます。SNSのプロフィール、ホームページ、名刺、チラシなどに、次の行動がわかる導線を入れておきましょう。

  • 無料相談を申し込む
  • 問い合わせフォームから相談する
  • LINEやメールで質問する
  • 開催中のイベントや相談会に参加する

「気になったら連絡してください」だけでは、相手は動きにくいことがあります。何を送ればよいか、どこから連絡すればよいかまで示すと、問い合わせのハードルが下がります。

続けられる運用量に絞る

集客は、一度だけ頑張れば終わるものではありません。忙しい時期でも止まらない最低限の形にしておくことが大切です。

たとえば、週1回SNSに投稿する、月1回ブログを更新する、名刺交換後に必ずお礼を送るなど、続けられる行動を決めておくと集客が途切れにくくなります。

最初から完璧な仕組みを作る必要はありません。小さく始めて、反応を見ながら直していくほうが、個人事業主には合いやすいです。

個人事業主が集客の悩みをひとりで抱え込まないために

個人事業主同士がテーブルを囲んで集客の悩みを相談し合う場面

集客の悩みは、ひとりで考え続けるより、外からの反応をもらうことで整理しやすくなります。自分では当たり前だと思っている強みが、他の人から見ると魅力に見えることもあります。

相談・交流の場得られること集客への活かし方
同業者との情報交換実際に試した集客方法を聞ける自分に合う方法だけ取り入れる
ビジネス交流会初対面の人の反応を見られる自己紹介やサービス説明を改善する
既存顧客へのヒアリング選ばれた理由がわかるホームページやSNSの表現に反映する

同じ立場の人と情報交換する

同じ個人事業主やフリーランスと話すと、集客の悩みが自分だけではないとわかることがあります。SNSの運用、紹介の増やし方、価格の見せ方など、実際に試している人の話は参考になります。

もちろん、すべてを真似する必要はありません。自分の業種や働き方に合う部分だけを取り入れれば十分です。

交流会でサービス説明を試してみる

交流会は、売り込みをするためだけの場所ではありません。自分のサービス説明が相手に伝わるかを試す場にもなります。

短い自己紹介をしたときに、相手がどこに興味を持つのか。どの説明で質問が返ってくるのか。そうした反応を見ることで、SNSやホームページの表現も改善しやすくなります。

Doomoでは、フリーランス交流会、士業交流会、ビジネス交流会など、テーマ別の交流会を開催しています。自分に近い立場の人や、つながりたい業種の人と話せる場を選ぶと、集客のヒントも得やすくなります。

外から見た印象を聞いて改善する

自分の強みや魅力は、自分では気づきにくいことがあります。過去の顧客、同業者、交流会で出会った人に、どんな印象を持ったかを聞いてみると、発信やプロフィールの改善につながります。

「説明がわかりやすかった」「相談しやすそうだった」「専門性が伝わった」などの反応は、集客で打ち出すポイントになります。反対に、伝わりにくかった部分がわかれば、見せ方を直すきっかけになります。

まとめ

集客施策で案件を獲得した個人事業主の様子

個人事業主の集客の悩みは、方法を増やす前に原因を整理すると解決しやすくなります。新規の問い合わせが少ないのか、発信しても反応がないのか、紹介頼みで売上が安定しないのか――悩みの種類によって、見直すべきポイントも選ぶべき集客方法も変わります。

悩みに合わせて集客方法を選ぶ

すべての方法を同時に始める必要はありません。本人の専門性や人柄を直接伝えられる点など、個人事業主ならではの強みを活かせる方法を優先しましょう。

主な方法向いている場面
オンラインSNS・HP・ブログ・Web広告・ポータルサイト検索や比較で見つけてもらいたい
地域Googleビジネスプロフィール・チラシ・地域イベント近くの見込み客に届けたい
紹介・関係口コミ・紹介・交流会人柄や信頼感で選ばれたい
継続接点LINE・メルマガ・既存顧客フォローリピートや再依頼を増やしたい

なお、信頼感の伝え方も重要です。個人事業主は本人への信頼がそのまま依頼の判断材料になります。実績、料金の目安、仕事の進め方、相談後の流れなど、見込み客が「この人に頼んで大丈夫か」を判断できる材料を整えておきましょう。

ひとりで抱え込まない

集客の悩みは、外からの反応をもらうことで整理しやすくなります。自分では当たり前だと思っている強みが、他の人から見ると魅力に見えることもあります。同じ立場の人と情報交換したり、交流会でサービス説明の伝わり方を試したり、過去の顧客に選んだ理由を聞いてみたりすることが、集客改善の近道です。

Doomoでは、個人事業主やフリーランス、士業、経営者などが参加しやすいテーマ型のビジネス交流会を開催しています。集客のヒントを得たい方や、仕事につながる出会いを増やしたい方は、自分に合う交流会を探してみてください。

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